山形のWebクリエーターズコミュニティわにる勉強会で「React」と「AWSサーバレスアーキテクチャ」について発表とディスカッションしてきました。資料とディスカッションの覚書など。
わにる勉強会 with JAWS-UG山形に参加してきました。
個人的にReact.jsとAWSサーバレスアーキテクチャには「付いて行かなきゃいけない危機感」が働き、開催するぞと決めてから2週間で勉強した内容になります。そんなイベントドリブンな学習方法で、なんとか入口には立てて、周囲のWebクリーエーターさんたちと共有できたかなと思っています。
資料やプレゼンの内容は、プログラマに向けたものではなく、そういう点では内容が薄いです。その代わり、静的なWeb制作・CMSやjQueryを利用したWeb制作を行っているデザイナーさんと一緒に、
- どう活用して制作の幅を広げていくか
- プログラマと協業していくか
- ネット上の議論の解釈の仕方
といったところをディスカッションできればと思いました。
Reactとサーバレス、同時に勉強していて、結局この2つは表裏一体だなーと感じました。
紙芝居であったはずのWebが、どんどんリアクティブになってきて、世間の要求も複雑になってきて、さて、製作者はどうする?・・みたいな時代にいるんだと思います。
Reactとサーバレスに共通する大きな特徴は、「覚える・やることが増えた」のではなく、いままでやらなきゃいけなかったすごく大変な沢山のことをやらなくてよくなったバンザーイ!と捉えるべきです。
そういう点を感じていただいて、一人でも多くのデザイナーさんが、ちょこっとプログラム・システム側に手を伸ばしていただければ幸いです。
React.js

資料内の文字以外、口頭で話したことなど、印象に残っている議論を列挙しておきます。
- Reactが必要になるケースなんてあるのか?→ お客さんから「Facebookのアレ、うちでもやりたい」とか当たり前に要求される時代ですよ?
- jQueryとReactの使い分け。 「CSS SelecterにデータIDがはみ出したとき。例: $("#row_1234")」、jQueryは捨ててReactでやった方が良い。
- ContactForm7のような汎用プラグインは便利だが、製作者がお客さんに納品するものとしては不安要素になる。Reactでオリジナルコンポーネントを作っておくとかどうだろう。
- AngularJSなどと何がちがうの?・・・その場では回答できなかったので課題として残す。
- jQuery不要論はまだ無視してていいのでは?
AWSサーバーレスアーキテクチャ
それによる連名なので、資料内容の間違いや不備等々はすべて私によるものです。
- クラウドって本当に安いの?という不安があってなかなか移行しづらい。>課金のシミュレート方法はある。常駐型の時間課金サービス(EC2/RDSなど)を使わなければ大丈夫。料金体系はこれからわかりやすくなるはず。
- 企業サイトは、静的ページ+問合せ+ニュース(自社で更新したい)程度の要求が一般的。Wordpress CLIなどを利用して生成したHTMLをServerlessにデプロイする、ということもできるはず。
- サーバーレスはクラサバ型と似ている。よりクライアント技術が重要になってくる。
告知
JAWS-UG山形アカツカさん
サーバレスアーキテクチャとWordPressをテーマにした勉強会を開催。
[山形] AMIMOTO 起動隊 アドバンスド シリーズ AWSの運用自動化サービス Cloud Automator で"攻め"のシステム運用 in 山形
日本で最も詳しい人たちに教えてもらえちゃうようです!今回で興味もたれた方は必見ですね。
a-blog cms エバンジェリスト石川さん
a-blog cmsテスト環境の無料提供を開始! 近々ワークショップ開催予定とのことです。
わにるFacebookページをフォローしていれば情報は入ってくるはず。お誘いあわせの上ご参加ください!
2016年のわにるは、なんだかいろいろあるみたいですよ!?
(懇親会で大いに沸いたアイディアによれば)